アポロ・ブラウンとの佳作も記憶に新しいプーさんの2015年2枚目のアルバムは、同郷ヴァージニアの敏腕ノッツに全編のビートを委ねた連名作に。直近でもスカーフェイスからタリブ・クウェリまで好仕事を数多く残すノッツだけに、ミニー・リパートン使いの“Memory”など黒い安定感は抜群。ハリウッド・サッドコアを茶化したようなノリで惹き付けつつ、今回もワン・プロデューサー・アルバムならではの流れに引き込んでくれる。