2013年にプリンス・トーマス主宰のレーベルからデビューを飾った、ノルウェーに住むエレクトロニカ系のクリエイターが2枚目のアルバムをリリース。ピアノやドラムス、ギターにベースまでをみずから演奏し、そこにフィールド・レコーディングも取り込んだことで、より有機的なサウンドスケープを創造している。ロイクソップの最新作にも参加したスザンヌ・サンドフォーが“Cascade Of Events”で蠱惑的な歌声を響かせているほか、モーターサイコの諸作で名高いオーレ・ヘンリク・モーエがストリングス・アレンジを担当している点も見逃せない。クラウトロック的なループ感が心地良く、キム・ヨーソイやシガー・ロスなどの北欧トロニカ好き以外からも、一目置かれる存在になりそうだ。
アンドレ・ブラッテン(André Bratten)『Gode』生楽器とフィールド録音の有機的サウンドスケープ 北欧エレクトロニカ好き以外も注目
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