新ドラマーにオラベルトニー・レオンを迎えた4枚目のアルバム。サイケ風味もあるスワンプブルース・ロックという意味ではこれまでと変わらないものの、ジャム・セッションで曲を作り上げたせいか、躍動感に満ちていて展開も多く、長尺のナンバーが並んでいるわりに聴き手を飽きさせない。大らかなサウンドのなかに、塩辛いクリスのヴォーカルがヒリヒリした緊張感を宿らせている点も素晴らしい。

“Narcissus Soaking Wet”のライヴ映像