ビョークの『ヴァルニキュラ』から創作意欲をもたらされたというダグラス・デア2ndアルバム。2013年Erased Tapesよりデビュー、オーラブル・アルナルズやニルス・フラームのツアーでサポートアクトとして出演するなど着々と名を得てきたダグラス。この作品では今までダグラスが持っていた「個性や現実の考えに対する疑問」を核に構成されている。本人曰く「このアルバムでは曖昧なものを表現しているので、歌詞は対照的でなければと感じた」という。前作に比べ詩的要素を削った歌詞。暗く重い淡々と繰り返されるピアノにのり、渋く深い中性的な歌声でダグラスの思いが率直に綴られた作品。