昨年デビュー10周年を迎えた長澤知之。デビュー時には〈孤高の天才〉と呼ばれ、近年は盟友・小山田壮平とのALでも活躍している孤高のシンガー・ソングライターが、これまでの軌跡をコンパイルした2枚組のアンソロジー『Archives #1』を先日リリースした。

長澤知之 Archives #1 ATSUGUA(2017)

この“蜘蛛の糸”には、TRICERATOPSの吉田佳史(ドラムス)も参加。どっしりしたバンド・サウンドと共に、長澤の特別な声を堪能できるエモーショナルなミディアム・チューンだ。その作家性を構築するうえで大きな役割を担っているであろう歌詞では、恋のような身近なテーマから社会情勢まで広く題材としながら、人生の真理を歌い上げているようである。ジャケット写真よろしく、自身の部屋でじっくりと楽しみたい逸品だ。

そんな長澤は現在ツアーの真っ只中で、残すは4月24日(月)に行われる東京・恵比寿LIQUIDROOMで行われるファイナルのみ! このスペシャルなステージにぜひ足を運んでみて(詳細はこちら)。