2部作の第1弾となる8曲入りの新作。アコギやピアノなどの生楽器をフィーチャーして持ち味のネイキッドな歌をダイレクトに響かせる一方、がむしゃらなギターの弾き語りから後期ビートルズ的なシンフォニック・サウンドまで曲調は幅広い。ブルース・スプリングスティーン風のロッキン・ソウルな表題曲や、アンビエントに歌を溶け込ませた“金木犀”など佳曲揃い。バンド・サウンドに特化したという第2弾も待たれる。