全米1位を記録した前作『The Album About Nothing』から2年強の期間が空いてリリースとなった新作は、その間に起きた大きな出来事=愛娘ザイラちゃんの誕生に大きな影響を受けており、マイケル・ジャクソン曲をベースにした先行カット“My PYT”(発表は誕生前)を筆頭にアルバム全体がポジティヴなヴァイブに包まれている(クロージングの“Smile”ではその声も聴ける)。自身がナイジェリアの血を引くことから、オラミデやウィズキッドらルーツを同じくする顔ぶれが複数参加しており、そのウィズキッドも参加したメジャー・レイザーとの“My Love”やG・イージーとのコラボ“Fashion Week”など、エスニックな雰囲気のポップな楽曲が耳を惹く。他にもリル・ウェインやクリス・ブラウンらが参加。