インディー・ポップ寄りのアプローチも見せた前作から一転、BIGYUKIやステュー・ブルックスのバックアップを得た3年ぶりの通算6作目は、全体的にヒップホップ色の濃い仕上がりに。輪郭のくっきりしたファットなビートが中心で、なかでもドクター・ドレー“The Next Episode”っぽい冒頭曲には驚かされます。要所で飛び出す几帳面なラップも相まって、30~40代のリスナーには懐かしく、若い世代には新鮮に響きそう。