インタビュー

吉田凜音『STAY FOOL!!』 さまざまな動きを経て選び取った表現手段は〈ラップ〉、みずからをコンセプトに改めましての新作が到着!

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豪華な裏方たちの仕事ぶりにも注目!

 スケボーキングのShigeoによる表題曲はCMソングらしい威勢の良さに溢れたものながら、今回の『STAY FOOL!!』で下地にあるのは、もともとE TICKET PRODUCTIONのアルバム用に企画された“りんねラップ”以降の感触だ。初期ライムベリーの音作りで名を上げたE TICKET PRODUCTIONは今作にオールド・スクール調の“パーティーアップ”を提供している。また、“りんねラップ”をリミックスしていたDE DE MOUSEは冒頭の“Re-RINNE”でフューチャー・ベース~EDMトラップをモダンに響かせている。 エレクトロニックという意味では、自作以上に「SR サイタマノラッパー」シリーズやライムベリーの最新曲で知られるデュオ=P.O.P製の“最高革命”も最高にポップだ。一方、私立恵比寿中学や脇田もなりの詞も書いたYUI(バクバクドキン)作詞の“サイダー”は、韓国の女性ラッパー、キソムとの仕事で名高いMUSIC CUBEの手腕が光るシティー仕立て。さらにkiki vivi lily作詞でケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)作曲のメロディアスな“RADIO GIRL”は、ゆるふわギャングで名を上げたAutomaticらしいメロウ・トラップも効果的。往時の乙女ハウスを思わせる西寺郷太の“HELLO ALONE”まで捨て曲ナシ!