実に半年ぶりとなった新曲は、ごっちゃん卒業前の12名による最後のシングルに。とはいえウェットさは皆無で、ファンキー&チアフルな伝家の宝刀を久々に抜いたスパガ感フルスロットルの強力弾であります。鈴木まなか(注目!)のペンによる“飛行機雲、いつか”の晴れやかな切なさも良し。
昨年暮れのアルバムも記憶に新しい松山のひめキュンフルーツ缶が、今治の人気ゆるキャラ〈バリィさん〉と組んだ愛媛コラボ・シングル。ご当地ソング的なイメージの薄い彼女たちだけに、はっちゃけたノリの表題曲も、双方の地名を歌い込んだ“「そでギュ」で始まる乙女道”も新鮮です。
安定したコモPの楽曲を武器に寡作ながら毎回楽しませてくれる福岡の現10人組からサード・シングルが到着です。サイリウムを持って踊る表題曲は刹那的に燃える王道の美メロ青春チューン。3種のカップリングでは、動物愛護事業のボランティア曲だという“動物の十戒”が胸に迫ります。
昨年6月の〈新生〉から地元の京都で地力を蓄えてきた〈はんなり&ポップ〉な4人組がagehaspringsのプロデュースでついに音源デビュー。品の良い表題曲やガツガツした“ハンナリ☆スター”など上質なダンス路線の4曲入りで、特にIntegral Clover編曲によるEDM調の“未来ノート”が泣ける良さ!
期待値の高さがハンパないことになってる北の雄から2枚目のシングルが到着。今回も信頼の西寺郷太プロデュースで、トリッキーなロボ・チューン“ふぁんたすきー”(ギターはKashif)も交えつつ、芯のある歌のパワーを好ましく耳に残す作りが良いです。3月のアルバムにも期待しかありません!
遅ればせながらご紹介! HΛLが音楽プロデュースを手掛け、コンスタントなリリースと共に結果を出してきた6人組の通算4枚目となるシングルです。素直にキャッチーなツボを押す疾走系の表題曲もいいですが、Type-Cに収録の“spiral×future=butterfly”には勢いだけじゃない魅力も。
別格級の存在に成長したDorothy Little Happyから、さらなる魅力向上を図るべく高3トリオが別働隊としてデビュー! 振付けも詞曲もメンバーが手掛けるセルフ・コンテインドなユニットという触れ込み以前に、優美なフューチャー・ポップの名曲で驚喜……ということで続きは次号!
昨年話題を呼んだフレッシュなグループが現5人組での初作となる2枚目のEPを発表。〈日本女子スカ〉を謳う表題通り、収録の2曲共にスカが基調で、おしゃべりツートーン“Tempting 10 Attemps of Temperance”とオーセンティックな“レディ・ファーイースト(極東淑女)”のどっちも楽しいです。
今年から渋谷で定期ワンマンもスタートし、お披露目からまだ1年に満たないものの好潮に乗る3人。篠原ともえデザインの衣装も未来的なこのセカンド・シングルは、トベタ・バジュン中心に独自のカラフルな電子世界を貫く快曲集に。カップリング“WARP WARP”にはLASTorderも関与してます!