スペインのスター、フリオ・イグレシアスの最新作は2015年に9年ぶりのリリースとなった全曲スペイン語のアルバム『Mexico(愛しのメキシコ)』のデュエット版。本人にとって特別の場所メキシコをテーマに収録された思い入れのあるアルバムを、今回はラテン・ポップのスターたちとのデュエットでお届け。うたからオーラが感じ取れる王道のスターの貫録と、しっとり湿り気と艶のある色気。メキシコの乾いた風との対比が容易に想像できて、いっきにトリップさせてくれる。フリオの声から広がるメキシコ感。各曲のお相手、フアン・ルイス・ゲーラ、プラシド・ドミンゴ、タリアらとの共演は、それを際立たせる。