2年半ぶりの4作目。これまでどこか冷静さを失わない印象のあった3人だが、今回は過去最高に衝動的で自由に暴れている。徹底的にアナログ録音にこだわってエネルギーを放出する様は初期のローリング・ストーンズのようであり、黒さもそれに近い。またハモンドの音がたまらなくグルーヴィーなインスト曲はMG's風。3人とも歌唱力がアップし、特にルイスはヴォーカリストとして華が備わった。ひと皮剥けての最高傑作。