©BNP/NHK・NEP

クラシカロイド×フィギュアスケート=〈氷上の科学反応が奏でる至高のクラシック・ベスト〉!

 フィギュアスケート、それは人によっては〈とっつきづらい〉クラシック音楽との大きな接点。羽生結弦選手や宇野昌磨選手、宮原知子選手の世界的な活躍も記憶に新しいが、選手達の演技にさらなる彩りを添えるのが使用されるクラシック音楽なのだ。羽生選手の《ショパン: バラード第1番》にはじまり、荒川静香選手の《プッチーニ: トゥーランドット》や浅田真央選手の《ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番》など情熱的なパフォーマンスに強烈とも言えるインパクトを残してくれる様々な楽曲が登場する。

 そんなフィギュアスケートの世界に〈彼ら〉が現れた! NHK Eテレでの放送で話題を席巻したクラシック音楽界のアンバサダー: クラシカロイド。9月には『ベスト・クラシック100』までリリースし、いよいよこの10月から新キャラクターも登場した第2シリーズが放送と、ますますの盛り上がりを見せる。

VARIOUS ARTISTS クラシカロイド・オン・アイス Warner Classics (2017)

 まさにクラシック音楽の宝庫であるクラシカロイドとフィギュアスケートだが、その二者が組んだコンピレーションアルバムがリリース。両者のファンも納得の〈本気の選曲〉によるCD2枚組のクラシックベストの誕生だ。

 Disc1は歴代のフィギュアスケーターたちが使用した名曲群。前述のラフマニノフ、プッチーニはもちろん《オルフ: カルミナ・ブラーナ》や《モンティ: チャルダーシュ》などお馴染みの楽曲が目白押し。Disc2はフィギュアスケートでも使用されたクラシカロイド達(もちろんオリジナルの方ですが……)の作品によるベスト盤。ベトさんの《ピアノ・ソナタ第14番「月光」》やモツくんの《レクイエム》、さらに新クラシカロイド、ドヴォルザークから《ユーモレスク》が入るなど、非常にバラエティに富んでいる。

 何よりカラヤン&ムターやラトル、カレーラスなどWarner Classics所蔵の名演中の名演での録音を収録。これぞ二つのアンバサダーが織りなす〈氷上の音楽祭〉、とくとご覧あれ!

 


アニメ「クラシカロイド」〈第2シリーズ〉NHK Eテレにて毎週土曜日17:35より放送中!
www.classicaloid.net