90年代のアシッド・ジャズ・ブームで名を馳せたサックス奏者、コートニー・パインのニュー・アルバム。今回はかつて同じトーキング・ラウドに在籍していたオマーも4曲でヴォーカルを披露しており、そのあたりは当時のムードを知る世代にはたまらない配役と言えるでしょう。サウンドも往時を思わせるソリッドなジャズ・ファンクからムーディーなジャズ・ブルースまで、期待を裏切らない仕上がりです。