〈ソウル・プリンス〉の異名をとる名シンガーがシャナキーに復帰して放つ3年ぶりの新作は、大先輩のウィリー・クレイトンが大半をプロデュース。ボビー・ウーマック直系の燃えるような渋声と歌い回しでサザン・フィーリングを漂わせる主役との相性は予想通り完璧で、チトリン一歩手前のモダンさでオーガニックな曲を歌っていく。旧友のジョデシィを思わせる濃厚なバラード“Break It Down”での90sマナーも彼らしい。