7年ぶりのフル・アルバムはトラックメイクからミックスまでを自身で担い、全編を通じてニューウェイヴ期のエレポップにフォーカスした作品に。初期のデペッシュ・モードやヤズー周辺を彷彿とさせるシンプルな電子音で構築した楽曲ばかりで、冒頭の“echo”や“roses”のイタロ・ディスコばりのビートは現行のテクノ好きも反応するはず。そのモダンな音像に耽美な歌を注ぎ、揺るぎないyukihiroの世界を現出させている。