『Get Up!』(2013年)に次ぐ両者の新たなタッグ盤が到着。火を噴くようなベンのスライド・ギターにビリビリと鼓膜を震わせるチャーリーのハープ――そのスリリングな掛け合いで全編を彩っており、勝手知ったる仲なれどいったん音を出せば容赦なし、といったシビアな空気が心地良い。ダークでロウダウンな表題曲やジャジーでやるせない“Nothing At All”など、胸にグサッと刺さる名演が多いのもポイントかと。