バンド結成6周年の記念日に突如放たれた配信シングル。ひっそりとした、しかし着実な音に乗せて歌われるのは、すでに冷え切ったように見える恋人関係。左右にパンニングされたアコギの音は、まるで2人の距離感を表しているかのようだ。しかし淡々と進む楽曲には、ちゃんMARIのピアノや徳澤青弦ストリングスらが華を添え、そこに完全に愛が無くなったわけではないのもわかる。そんな中、〈ああ最低だこんなんじゃ〉と思っている今こそが、気持ちに正直になるための絶好の好機だと捉える川谷絵音。ピアノ・ソロにウォーキング・ベースが加わり、次第にすべての楽器の歩調が合っていくさまは、まるで離れ離れだった気持ちがだんだんと寄り添っていくかのよう。そしてキラーフレーズの〈そのうち一緒になろうよ〉。これを〈切ない〉と言わずして何と言う。大人の恋をしている、あるいはしていた、あるいはそんな恋に憧れる、すべての人に刺さるラヴソングだ。
“もう切ないとは言わせない”MV監督・岡田文章コメント
かつての青くささを引きずってる大人の男女を描いたら、
10代のそれより青くさくなるんじゃないかっていう企みです。
芳醇どころか甘酸っぱさすら感じる、4人のアナザーストーリー
(課長、実はちゃんMARIだったんですね)を、
結成6周年を迎えたゲスの極み乙女。に贈ります。
カッコいい間奏部分、思いっきり喋っていただいてるので、
みなさん、ちゃんと配信、ダウンロードしてくださいね!