85歳を迎えてますます異彩を放つヨーコが、〈私たちがいま生きているのは戦闘地帯〉という認識のもと、現在だからこそ有効なナンバーだけを厳選したセルフ・カヴァー集。マーク・リボーらによる抑制された演奏が、かえって彼女の巫女的なヴォイスと歌詞に込められたメッセージを鮮明に浮かび上がらせている。強烈な意志に貫かれた歌揃いだが、有名曲ゆえの怖さを覚悟してまで臨んだ“Imagine”の歌唱が特に素晴らしい。
YOKO ONO 『Warzone』 マーク・リボーらも参加、“Imagine”など現代に有効な楽曲のセルフ・カヴァー集
