ジョン・レノンの傑作『John Lennon/Plastic Ono Band』の真実に迫る究極のガイドブック「JOHN & YOKO/PLASTIC ONO BAND【日本版】」が、2025年3月5日(水)に刊行される。

ジョン・レノンがビートルズの解散後、初のソロアルバムとして1970年12月に発表した『John Lennon/Plastic Ono Band』(邦題:『ジョンの魂』)は、リンゴ・スターやクラウス・フォアマンなどをバックに、ジョンが自身の内面を曝け出した作品であり、“God”におけるビートルズへの決別宣言に度肝を抜かれたファンも多い、ロック史に残る名盤だ。

今回発売されるガイドブックの基となる「JOHN & YOKO/PLASTIC ONO BAND」は、オノ・ヨーコ自身によるプロデュースのもと、2020年にイギリスの出版社テームズ&ハドソンより刊行されたもので、本邦初公開のエピソードや未発表写真が多数掲載されている。当時心を病んでいたジョンが心理学者アーサー・ヤノフの原初療法のセラピーを受けることで、自己の内面を歌うことになる過程が、関係者も含めた数多くのインタビューで浮き彫りにされている。その内容から世界各国で絶賛の声が上がっており、日本語訳の刊行も待望されていた一冊だ。

そして遂に発売される日本版は、海外ミュージシャンの書籍の翻訳を多数手掛けている丸山京子が全編を訳し、さらに歌詞の新訳も付けられている(一部楽曲は著作権者の希望により未訳)。また、付録冊子としてビートルズ研究家・藤本国彦による解説も封入。まさにファン必読のガイドブックとなっている。

熱心なビートルズファンとしても知られるラジオDJのピーター・バラカンは、本書の帯に以下のコメントを寄せている。

ジョン・レノンの『Plastic Ono Band』が発売された1970年に19歳だったぼくはそのあまりの生々しさを受け入れられず、持っていなかったし、まともに聞いていませんでした。かなり後になってちゃんと聞いたら自分が成長したこともあって、ものすごい衝撃を受けました。今ではジョンの最高傑作だと思っています。あの生々しさはなぜそうなったか、そしてあのアルバムと同時期に作られた一連のシングルがどのようにできたかなど、これまで知らなかった興味深いバックグラウンドと貴重な未発表写真満載のこの本はジョンのファンにとって必読書でしょう。

今年で発売から55年となる歴史的名作『John Lennon/Plastic Ono Band』の真実を解き明かす注目の一冊を、ぜひ手に取ってほしい。 

 


BOOK INFORMATION

丸山京子 『JOHN & YOKO/PLASTIC ONO BAND【日本版】』 blueprint(2025)

発売日:2025年3月5日(水)予定 ※発売日は地域によって異なる場合がございます。
価格:13,200円(税込)
監修:オノ・ヨーコ
翻訳:丸山京子
出版社:株式会社blueprint
判型/頁数:A4ハードカバー/288頁