昨年リリースされたグザヴィエのソロ作も良かったが、4年ぶりとなる本隊の新作も流石の出来映えだ。ポール・マッカートニー直系のフックのあるグッド・メロディーはソロと共通しているものの、軽やかなディスコ/ファンク風味が眩しいグルーヴィーな演奏は、やはりバンドならではの醍醐味。そこにギター・ポップ然とした甘さや青臭さが程良く加えられ、タヒチ80としか言いようのない爽快なサウンドが鳴らされている。