色褪せぬ名曲“Heartbeat”で知られるフレンチ・バンドの記念すべき10作目。コロナ禍でのリモート録音だった前作を経て、今回はスタジオに集結して制作。音のひとつひとつが瑞々しく弾んでおり、ブラジルやソフト・ロックの意匠を纏ったアレンジのなか、メロディーはますます蒼い輝きを放っている。〈エヴァーグリーン〉という言葉は彼らのためにあるのかもしれない。