デビュー20周年を越えて尚、その美声と柔らかな表現力、加えて変わらない美しい容姿でファンを魅了する日本の名花の新録音の2枚組です。イタリア古典歌曲から“歌の翼に”“夢のあとに”他の歌曲の名作たち、そしてラストの“アメージンググレース”までいずれも森さんの透き通る声にぴったりの素敵な選曲。“優雅な月よ”ではシンプルな作りの中に叙情性があふれ、常に真摯で丁寧な表現が光るこの歌い手の魅力が凝縮されたような一曲。〈人の心に寄り添えるような音楽を届けられる歌手でありたい〉というご本人の望みはこのアルバムを聴く多くの方に受け入れられるに違いありません。