2年ぶり3枚目にして記念すべきマージ移籍作! ナイジェリア語と英語を器用に操るイーノ・ウィリアムズ嬢を中心としたこの大所帯バンドが、前作『Uyai』(ユーアイ)に続いてまたもや日本語読みできそうなタイトルを掲げた本作で、開放感溢れるダンス・ロックを繰り広げる。トム・トム・クラブっぽいカラフルで奔放な電子音使いは変わらずだが、渦巻くループのトリップ感が数倍アップ。というのはジャケのデザインからもあきらかだろう。LCDサウンドシステムにも通じる呪術的なエレクトロウェイヴが押し寄せ、陽気なディスコや元気なアフロビートがピョンピョン跳ねまくる。じっくり聴かせるメロウなナンバーが増えた点にも着実な成長が見られるし、これはぜひとも生で浴びたい。
イビビオ・サウンド・マシーン 『Doko Mien』 ナイジェリア語と英語を駆使するダンス楽団、トリップ感を強めたマージ移籍作
