アフリカ音源の発掘&ハイブリッドな現行アーティストの紹介等で知られるSoundwayが放つ新星イビビオ・サウンド・マシーン1st! ナイジェリア人シンガー、イーノ・ウィリアム(ローランドのアナログ・シンセSH-101”を小脇に抱えるジャケがイカす!)を中心にホーン・セクション含む総勢9名が生み出すのはポストパンクやディスコ/ファンクといったもろ80'sなサウンドに現代エレクトロハイライフアフロビートなどのナイジェリア音楽をミックスさせた激クール・グルーヴ。とくにデビュー・シングル《LET'S DANCE》はキラー! ナイジェリア南部のイビビオ語で歌われているのもおもしろい。

 

世界各地のグローカル・ビーツを次々と発掘しているサウンドウェイから、ナイジェリア人女性シンガーを中心にロンドンで結成されたバンドの初作が登場した。レトロなアフロ・ポップ・サウンドをポスト・パンク的なスタイルで鳴らす彼ら。ホーンが斬り込み、サイファイなシンセや小気味良いパーカッションが乱れ飛ぶ、手練のファンク・グルーヴがカッコイイのだ。激重サブベースが唸るシングル曲“Let's Dance”をはじめ、アップを揃えたダンサブルな序盤から、アルバムが進むにつれてレイジー&サイケデリックなノリへとシフトしていき、終盤は恍惚タイムに突入していく。フロントウーマンの堂に入ったパワフルな歌も素晴らしく、〈フジロック〉あたりに出たら一気に日本でもブレイクしそうだな。