ファジル・サイが、長く親交のある双子のトルコ人ピアニスト、フェルハン&フェルザン・エンダーのために書き下ろした楽曲を、姉妹自身が演奏したアルバム。サイが平和や人々に貢献することを願った楽曲《ピアノとオーケストラのための協奏曲「ゲジ・パーク1」》と2018年に書かれた《2台のピアノのためのソナタ Op.80》は今回世界初録音。エキゾチックで憂愁のメロディが溢れます。《イスタンブールの冬の朝》の冒頭はファジル・サイの人気曲《ブラック・アース》のようなトルコの民族楽器であるサズの音に似た響きを出すために、ピアノ内部の弦を左手で押さえて鍵盤を弾く響きから始まります。