昨年はスティングとのコンビ作『44/876』も残したレジェンドが6年ぶりのソロ作を完成。スライ&ロビーと仕上げた前作のルーツ寄りな作法も受け継ぎながら、旧知のトニー・ケリーやイル・ウェイノを迎えてスマートな野性味を発揮している。シェンシーアら後進とのコラボ、ニッキー・ジャムとの滑らかなレゲトンなどで新味を織り込む一方、レイヴォンとの名コンビで送る“When She Loves Me”の安定した甘さも絶品。