島根・出雲のレーベル、Local VisionsからOmoyaのEP『DAKEDE』がリリースされた。
Omoyaは千葉在住のプロデューサー。ニューウェイヴィーかつシティ・ポップ的なエレクトロ・ポップを作っている作家で、ポップネスとエレクトロニック・ミュージックに対する確かなセンスを持ち合わせているあたり、どこかtofubeatsにも近い才能を感じる。SoundCloudではギター・プレイが印象的な楽曲を発表しており、ギタリストとしての腕前もかなりのものなのではないか。
なお本作のカヴァー・アートは、謎のムーヴメント〈ドラゴンファンク〉の楽曲を収めたコンピレーション『新しい龍学1』をDRAGON PRIMEからリリースした、げんきくんが手掛けている。
Tsudio StudioやTenma Tenma、SNJOといった、シンガー・ソングライター的な一面とエレクトロニック・ミュージックのプロデューサーとしての才覚の双方を持ち合わせたミュージシャンたちの作品を数多くリリースしているLocal Visions。Omoyaの『DAKEDE』もその系譜に連なりつつ、レーベルの幅を広げる一作となりそうだ。