島根・出雲のレーベル、Local Visionsから、オリーブがあるのシングル『BLESS ME / 裸のSummer』がリリースされた。
JAWZZ(作詞/作曲/演奏)とko wada(BAKEMONO Studio.、ミックス/レコーディング/マスタリング)からなるオリーブがあるは、〈セルフ・サンプリング〉によるヴェイパーウェイヴ/フューチャー・ファンク・ユニット。〈Future Funkを作りたいけど、著作権のある音楽をサンプリングするのは躊躇われる……それなら元ネタのシティポップをイチから作ってそれをサンプリングすればいいのでは!〉という、エポック・メイキングすぎる発想から始まったという。
今回オリーブがあるがリリースした『BLESS ME / 裸のSummer』は、音楽と権利関係について歌った前作『musicFM』(2019年)の世界をさらに拡張させた、架空短冊CD仕様の両A面シングルだ。
シングルには両曲の〈Sampling Source〉(つまり、原曲)も収録されており、レイト80s~アーリー90sの国産ニュー・ジャック・スウィングを思わせる“BLESS ME”、正調80sシティ・ポップ風の“裸のSummer”の2曲を聴くことができる。〈あなたもこれをサンプリングしてフューチャー・ファンクを作りませんか?〉というメッセージなのだろうか……?
なお、『BLESS ME / 裸のSummer』のアートワークはイラストレーターのmidrikoが、デザインはデザイナーのamoが担当している。
Local Visionは5月にオフィシャルサイトをオープンさせたばかり。LVがこれまでにリリースしてきたカタログはもちろん、2月に開催されたlihgtmellowbuとの共同イベント〈Yu-Koh β版〉の写真やミックス、〈Local Visions Graphics〉などを見ることができる。ぜひチェックしてほしい。