「ヒプノシスマイク」の影響で俄に浴びた脚光に言及しつつ、やがて埋もれていく己の話題性をシニカルに捉えた表題曲が彼らしさを物語る18枚目のアルバム。〈似たり寄ったりの毎日〉から抜け出せない自身の様を、時に床屋の店主との問答を通じてユニークに描き、時に父母に宛てた“肩車”や“カーネーション”に映して泣かせにくる。その日々を劇的に切り取る手腕とラップへの際限ない情熱を感じさせる一枚。