エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)『Hey Clockface』先鋭性と円熟味を行き来して聴き手を心地良く揺さぶる

2020.10.30

懐の深い傑作『Look Now』 から2年。続けてセバスチャン・クリスと組んだ新作は、先鋭的かつ挑戦的な音作りで臨む曲と円熟の歌声を聴かせる雰囲気満点な曲が混在、振り幅の激しさが特徴といえる。マイケル・レオンハートが仕切ったスリリングなジャジー・チューン“Newspaper Pane”や新版“Almost Blue”といったムーディーなバラード“I Do(Zula's Song)”などよく練られたアレンジと構成でもって最後まで飽きさせない充実作だ。

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