TRICERATOPS
ハマリ役のオンパレードなトリビュート盤!
TRICERATOPSの初めてのトリビュート盤『TRIBUTE TO TRICERATOPS』が物凄い。骨太ロックなギター・アレンジでタフに仕上げた奥田民生の“ロケットに乗って”、今この時に生まれ変わるのが胸熱なGRAPEVINEによる“2020”、流れるようなメロディーをより活き活きと輝かせたLOVE PSYCHEDELICOの“New Lover”と、どれも見事にハマリ役の選曲で、各アクトのオリジナルと錯覚するほどにハイクォリティー。
さらには、原曲とはガラッと異なるソウル・アプローチが大胆なスキマスイッチの“if”、逆に元のテイストを崩さずに3ピースのグルーヴで直球勝負したBase Ball Bearの“Raspberry”、ドカシャカ楽しいリズムで痛快に聴かせるUNISON SQUARE GARDENの“赤いゴーカート”、チャーミングなテクノ・ポップに激変させたKANの“トランスフォーマー”など、先輩から同期、後輩ミュージシャンまでが嬉々として集い、彼らがどんなバンドなのかを愛情たっぷりに伝えている。さらに、桜井和寿とトライセラが組んだQuattro Formaggiや、まさかのあの人の参加も!
『TRIBUTE TO TRICERATOPS』に参加したアーティストの作品を一部紹介。
左から、GRAPEVINEの2019年作『ALL THE LIGHT』(スピードスター)、Base Ball Bearの2020年作『C3』(ビクター)、UNISON SQUARE GARDENの2020年作『Patrick Vegee』(トイズファクトリー)