下津光史『Transient world』フォークやブルースに根差した穏やかな音で示す世界への慈しみ

2021.03.30

踊ってばかりの国のフロントマンによる2枚目のソロ・アルバムは、全編弾き語りの前作に対し、ほぼすべての楽器をみずから演奏した作品に。フォーク、カントリー、ブルースを軸にして、アコースティックな質感で仕上げられた楽曲はどれも穏やかな表情で、現在の下津の世界に対する慈しみの視点が伝わってくるかのよう。betcover!!のヤナセジロウがフルートで、UCARY VALENTINEが鍵盤とノイズで彩りを加えているのもいい。

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