never young beachのフロントマンによる初のソロ・アルバム。デヴェンドラ・バンハートが孤独な気持ちを優しく撫でるようなギターで寄り添う“おまえも”があったり、12曲中4曲のミックスを細野晴臣が手掛けていたりする話題性に反して、大らかな音の配置や歌い口などがどこまでも安部勇磨のペースでホッとできる。脱力シンセがポヨポヨと響く“おかしなことばかり”を聴いて、〈あーよいしょ〉と生きていきましょ。