平沢進がニュー・アルバム『BEACON』を2021年7月28日(水)にリリースする。
2月に〈会然TREK 2K20▼02〉、3月に〈会然TREK 2K20▲03〉と、平沢進+会人(EJIN)の単独公演が連続で開催された2020年。同年4月に開催を予定されていた〈会然TREK 2K20▼04〉は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて延期され、〈会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE〉としてライブ配信が行われた。
その後、平沢進のTwitterフォロワー数9万人達成を受けて開催された2017年のライブを収めたDVD「第9曼荼羅」をテスラカイトのオンライン・ショップでリリース。そして2021年4月、Twitterフォロワー数が24万人を超えたことを受けて〈24曼荼羅(不死MANDALA)〉を開催した(特設サイトでは24万打達成を記念した“24音堰”が発表された)。さらに、8月22日(日)には〈FUJI ROCK FESTIVAL ’21〉へ出演することが決定している。
そんな平沢進が、14作目のソロ・アルバム『BEACON』をリリースする。『BEACON』は、『ホログラムを登る男』(2015年)から6年ぶりの新作だ。
本作に収録されるのは、〈24曼荼羅(不死MANDALA)〉で初めて披露された“BEACON”“TIMELINEの終わり”を含む全11曲。収録曲“COLD SONG”はヘンリー・パーセルの歌劇「アーサー王」の“The Cold Song”のカヴァーで、クラウス・ノミなどが歌ったことで知られている。平沢にとって、ソロで初めてのカヴァー・ソングになる。
また、『BEACON』のダイジェスト・ムービーが公開された。
まだ謎に包まれている新作について、平沢はTwitterでヒント(のようなもの)を述べている。
私はさっき「無いもの」と言ったが、新譜「BEACON」の中では「無い」という表現が相反する意味を持って出没する。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) July 5, 2021
俗世間が「無いもの」としているある種の気配に説得力を持って影響を受けた経験があり、その回数の多さから「無いもの」に信頼を置いている者ならば、俗世間が「有る」と喧伝するものが「無い」と直感でき、俗世間の証左であるところの「有るもの」たちの無価値を知ることができる。5回読みましたね?
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) July 5, 2021
やっかいなことにBEACONでは相反する「無い」が続けて出てくることがあり、それでも俗世間が「無いもの」としている気配や事柄に信頼を置く貴方ならすぐに違いが分かり、迷惑極まりないロジックの森で迷子になることはない。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) July 5, 2021
なお『BEACON』については、CDだけでなくデジタル販売も予定されているとのこと。アルバムの詳細についての情報は随時更新・発表されるので、『BEACON』の特設サイトや平沢のオフィシャルサイトをチェックしよう。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2021年7月28日(水)
品番:CHTE-0085
価格:3,300円(税込)
TRACKLIST
1. BEACON
2. 論理的同人の認知的別世界
3. 消えるTOPIA
4. 転倒する男
5. 燃える花の隊列
6. LANDING
7. COLD SONG
8. 幽霊列車
9. TIMELINEの終わり
10. ZCONITE
11. 記憶のBEACON