フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカーとのグループ、ボーイジーニアスの活動でも知られる、リッチモンド出身のシンガー・ソングライター。3年ぶりの新作は、これまでのフォーキーかつダウナーな世界観に枯れたアメリカーナの要素が加わり、より感傷的になった彼女のヴェルヴェット・ヴォイスも含め、前作以上に表現力を増した印象。サウンド全般も壮大で洗練されており、良い意味でポップさの増した快作だ。
ルーシー・ダッカス(Lucy Dacus)『Home Video』仄かな感傷性が心地よいフォーキーでダウナーな世界
ジャンル
洋楽