ダンテの「神曲」に準えたとされる3部作の最終章は、“Without Warning”でサンプリングしているニューロンズの発掘音源から表題を拝借し、苦悩を抱えながら楽園をめざす。制作陣にOPNやマイク・ディーン、メトロ・ブーミン、ファレル・ウィリアムスなど多数の気鋭を迎え、性急なシンセ・ポップから美しいバラードまでを凄艶なハイトーン・ヴォイスで披露。ジョルジオ・モロダーとマイケル・ジャクソンの曲を引用してジャスティスを迎えたダンス・チューン、アニッタとのトランシーなファンキ、プレイボーイ・カルティとのトラップR&Bなど、ラナ・デル・レイも含めた豪華ゲストとの絡みも上々だ。