ジャズ・ギタリスト、中牟礼貞則の全貌を知ることができる一冊。戦後の日本のジャズとともに歩んだ88年の歳月をインタヴューを中心に描く。中牟礼貞則といえば戦後モダン・ジャズの始まりといる63年の銀巴里セッションへの参加、高柳昌行、渡辺貞夫といった同世代の音楽家たちとの交流などで知られるが、80歳を超えても素晴らしい演奏を繰り広げるまさに生きる伝説といえる存在だ。稲葉國光、渡辺香津美、後藤芳子といったレジェンドたちの証言、1956年のライブ音源に加えて97年のリー・コニッツとのデュオ、2020年のソロ演奏の新録音を収録したCDが付録でついている。
「中牟礼貞則 孤高のジャズ・インプロヴァイザーの長き旅路」渡辺香津美らの証言や本人インタビューなどでジャズ・ギターの生きる伝説に迫る
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