バルネ・ウィランが仏RCAに残したフランス・ジャズの不滅の名盤がついにアナログで復活
ニース生まれのセレブな出自からもイケメンジャズメンとして人気のバルネ、アフリカでの〈隠遁生活〉を経験するなど、興味をそそるレジェンドがケニー・ドーハム、デューク・ジョーダンという二人の米国の一線級をバックに、パリのジャズのメッカ〈クラブ・サンジェルマン〉で実力を発揮した不滅のライヴ音源がアナログ化。オリジナルは〈ペラジャケ〉のため状態の良いものは極めてレアな逸品だ。今回は大人気の『カインド・オブ・ブルー』に準ずる究極の復刻となる。
そして、再登場は映画「危険な関係」で採用されたバルネ=モンクの奇跡の共演。映画のサントラを依頼されながらも多忙で作曲が出来ない状況でモンクのレパートリーを演奏し、そこから一部が映画のバックで流れる場面を憶えていらっしゃるだろうか? ジャンヌ・モロー、ジェラール・フィリップという仏映画史上最高の組み合わせが醸し出す、フランス特有の背徳の香りにジャズの演奏が極上の空間を生み出した。本作はその時のセッションを含む数少ないセロニアス・モンクの共演を含む演奏だ。ここでのバルネは流麗でアグレッシブ!
ダイアナ・クラールとの共演ですっかり人気を復活したこちらのレジェンド・ジャズシンガー、ベネットのクリスマス・アルバム。クリスマス盤はいつも紹介が遅れるのでいち早く! “Snowfall Softly Gently Drift Down Snowflakes Whisper ’Neath My Window”のオープニングの歌詞に思わず冬空を思い出す優雅な〈大人のクリスマス・アルバム〉、ロバート・ファーノンのドラマチックすぎる伴奏も良き時代を感じさせる!
そのほか、コンテンポラリー・ジャズ・ファンへの贈り物は蘭ICPに録音された、ドゥ・ドゥ・プクアナ『Yi Yole』がLP化。ハン・ベニンク、ミシャ・メンゲルベルグとの強力スリー・トップは必聴!
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