ボタニカ・デル・ヒバロでの活躍ぶりやサヴァス&サヴァラスでの活動も遠い昔……エラード・ネグロ名義ではアズマティック・キティからRVNGを渡り歩き、前作『This Is How You Smile』(2019年)にて絶大な賛辞を集めたロベルト・カルロス・ランゲが、4AD移籍第1弾となる2年ぶりのアルバムをいよいよリリースした。インディー界隈において円熟と旬が同時に訪れたような現況を踏まえ、冒頭の“Wake Up Tomorrow”に駆けつけたケイシー・ヒルを筆頭に、ブスカブラ、ベナミンら注目の名前も多数参加。マイルドに力の抜けたシンセ・ファンク“Gemini And Leo”やチェンバー・ポップの“La Naranja”など、リラックスした中南米マナーと甘い歌い口、サイケな意匠に幻惑されて、前作超えもありえるかも?
エラード・ネグロ(Helado Negro)『Far In』中南米マナーと甘い歌とサイケな意匠に幻惑される4AD移籍作
ジャンル
洋楽