順調にキャリアアップするカナダの25歳が3年ぶりの3作目を発表。コケティッシュな歌い口が似合うサラーム・レミ制作の“Fishbowl”やレトロ・ソウル感もある“Shapeshifter”など、今回はポップR&B群の出来が抜群だ。サウンドも歌詞も過度な背伸びや内省はせず、かといって中庸ではなく、〈同世代が共感できるポップスター〉というポジションを保ち続けているのが凄い。アーティストとしての盤石さを感じる一作。