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インタビュー

原田珠々華『光の行方』自分に向き合って表現者として成長した2作目を語る

ふたたびの青は柔らかな光に包まれて――さまざまな状況が大きく変化するなかで自分に向き合い、表現者として頼もしく成長した彼女がここから向かう行方とは?

自分を見つめ直した時期

 「(アイドルネッサンス解散を機に)ひとりで歌いはじめるようになってから曲を作るようになったので、始めたときは本当にわからないことだらけでした。曲の引き出し的にはいろんなアイデアや伝えたいことがたくさん思いついてはいたんですけど、自分の力じゃどうにもできない!って思う時期もあったりして。でも、いま振り返って聴いてみると、それはそれで初々しくていいのかなって思ったりもするんです」。

 ファースト・アルバム『はじめての青』を発表したのが2019年の春。当時、高校生だった頃をそう振り返る彼女――原田珠々華も、いまは大学生。この2年半ほどの間、コロナ禍もあり、受験もありと、なかなか音楽活動に集中できない時期もあったようだが、このたび届けられたミニ・アルバム『光の行方』には、多感な年頃ゆえの心の動きやシンガー・ソングライターとしての紆余曲折を経ながら逞しく前進する彼女の姿がしっかりと記録されている。

 「コロナ禍でライヴができないってなった時期は、音楽活動を続けていく意味みたいなものを見つめ直した時期でもあって。そういうなかで、ライヴもできてなくて音源も出せてないのに、SNSで〈いつも応援してるよ〉って伝えてきてくれる人たちがいてくれたことは、気持ちの面ですごく助けになりました」。

 その〈見つめ直した時期〉を経たことで、当然ながら創作に臨む気持ちにも変化が見えてきた。

 「以前は〈魂!〉みたいな(笑)、自分の気の強さが出てるなって思う曲がけっこうあって。もがいてる感じというか……周りの人からも〈生き急いでる〉ってずっと言われていたんですけど、ゆっくりと自分を見つめ直すのも大事だなと考えるようになって……そうですね、ゆったりとした曲も増えましたし、前よりも落ち着いたかなって思います。生き急ぐというよりかは、自分の身近にあるものとかを大切にしていきたいなっていう気持ちも強くなったし、そんなにすぐに大人になろうとしなくても、時はやってくると(笑)」。