4か月かけて制作されたという、日本のバレアリック~チルアウト・シーンのパイオニアが約3年半ぶりに放つニュー・アルバムは、冒頭の“Beauty on Earth”からその耽美な音世界に感嘆すら覚えるほど……! 美麗なピアノと管楽器のアンサンブルが郷愁を誘う“Blue in Void - 限りなく透明に近い青”、甘美なメロディーと軽やかなビートで身体を揺らす“I Love You -月が綺麗ですね”、ハウシーなグルーヴが享楽感を煽るダンスフロア直結の“Feel it ”など、バレアリック・ハウス~チルアウトを昇華した温もりのあるトラック群が、まるで一筋の光のように心に降り注ぐ。ピアノやベース、ストリングスなどの生楽器が交錯する10分超えの“Freedom Sunset”はその力強さに胸を打たれる名曲!