リアーナらに曲提供するシンガー・ソングライターの6作目。天空を仰ぐかのような躍動的なダンス系からフォーク系の小曲まで、一貫してパワフルでエモーショナル。自身のカミングアウトの葛藤などを題材にしつつ、器の大きいメロディーメイカーぶりで圧倒。〈教会〉と題されているように、種類は違えどゴスペルにも通じる魂の訴えが原動力か。全編に散りばめられた口笛やマカロニ・ウエスタンなギターも効いている。