ギヴィオン(Giveon)『Give Or Take』陰鬱なバラードで心情を吐露 繊細で情熱的なバリトンボイスが胸に響く

GIVEON 『Give Or Take』 Not So FastEpic (2022)
2022.07.25

ジャスティン・ビーバー“Peaches”への客演でファン層を広げたギヴィオン。EP2作の合体盤を経ての初アルバム(実質セカンド)は母親との対話をもとにしたパーソナルな内容で、名声を得た彼が人間関係や恋愛の指南を母から受けるというもの。ゆえにゲストも招かず、サム・スミスに通じるシンプルかつ重厚な“For Tonight”やドン・ミルズが手掛けた“Lie Again”といった先行シングルに代表される音数控えめの陰鬱なバラードを中心に、独特の気だるげなバリトン・ヴォイスで心情を吐露していく。ボーイ・ワンダらが手掛けたドラマティックな“Scarred”やビートの効いたスロウ“Unholy Matrimony”のほか、ブラクストン・クックやOZらのサポートも良好。繊細にして情熱的な歌声が胸に響いてくる。

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