Dragon AshのKjが、降谷建志名義でのソロ曲をライヴで演奏するために結成したThe Ravensが、パーマネントなバンドとして本格始動。パンデミックが生み出した抑圧からの解放を高らかに鳴らす“Opening Ceremony”を皮切りに、雄麗なピアノの音色がバンド・サウンドを力強く引っ張っていく“楽園狂想曲”など、圧倒的なまでにドラマティックな全11曲を収録。また、轟音ギターとそのフレーズに90年代USオルタナの匂い漂うPABLO(Pay money To my Pain)作の“アポフェニア”や、瑞々しいバンド・サウンドを走らせる渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)作の“Wayfarer”など、メンバーも作曲に参加。希望という名の音の光に包み込まれるような初のアルバムに、ただただ心が震える。