インタビュー

FUTURE BOYZ 『TOKYO STYLE』

ニッポンの未来はこの2人に任せろ! 見た目も実力も抜群のコンビが、エッジーなトーキョー・スタイルで世界に打って出る!

FUTURE BOYZ 『TOKYO STYLE』

 今回、ミニ・アルバム『TOKYO STYLE』で世界デビューを果たしたFUTURE BOYZは、みずからトラックを作って、歌って、パフォーマンスする自作自演型のデュオ。ライヴではDJブースを置かずに2人共がステージ狭しと動き回る、これまでいそうでいなかったEDM界の〈新種〉だ。

FUTURE BOYZ TOKYO STYLE avex trax(2014)

 沖縄で生まれ育ったiamSHUM(シュン)と、アメリカ生まれ沖縄育ちのthisisWAYNE(ウェイン)がグループを結成したのは2012年初春。中学時代はバンド少年だったiamSHUMは、高校時代にエレクトロに開眼。2006年頃から本格的にエレクトロのトラック制作を開始した。主に作詞を担当するthisisWAYNEのフェイヴァリット・アーティストは、リンキン・パークR・ケリーデヴィッド・ゲッタ。彼もiamSHUMと同時期にダンス・ミュージックを聴くようになったという。

 今回の『TOKYO STYLE』には、すべて英語詞によるダンス・チューンを5曲収録。レディ・ガガビヨンセリアーナなどのリミックスを手掛けるデイヴ・オーデと共作した表題曲は、ファンキーなベースラインやシンセのオリエンタルなリフが印象的なナンバーだ。

 「アルバムを制作していくにあたって一番考えたのは、日本から世界に発信してること(がわかるフレーズ)をどこかしらに入れること。他の曲にも歌詞の中に〈ワッショイ〉とか〈サチコ、アキコ、ナオコ〉とか入れてたりしてます」(iamSHUM)。

 FUTURE BOYZが作る楽曲は、〈パーティー〉〈アゲアゲ〉〈フューチャー〉が基本コンセプト。唯一、“If There Was No You”はラヴソングとも取れる歌詞になっている。

 「そのぶん歌詞をすごく考えて作ったし、メロディーもちょっと優しい感じになってます」(thisisWAYNE)。

 祝祭感溢れる“FUTURE PARADE”は、自分たちの代名詞的な曲をめざして作ったというパーティー・トラック。「ライヴでみんなが歌える曲をめざした」(iamSHUM)と語る“Best Night Of Your Life”は、サビのメロディーが一発で覚えられる曲だ。

 「僕はアレッソとかスウェディッシュ・ハウス・マフィアとか、ちょっと切ないメロディーのものも好きで。“Best Night Of Your Life”はそういう感じの少し切ない曲を作りたかったんです」(thisisWAYNE)。

 近代的なビルが建ち並ぶシンガポールで全編撮影された“Welcome To The Party”のMVは近未来な世界観が見もの。彼らがまずめざすのはアジア進出で、「5年後は五大陸の大きい都市をツアーで回れるようにがんばります」(thisisWAYNE)と語る。

 「僕たちの強みは世界基準のサウンドと全曲英語で歌えるところ。あとは曲や服装などにメイド・イン・ジャパンなエッセンスが入ってる。そういうグループは他にいないと思うし、僕たちの武器になると思ってます」(thisisWAYNE)。

 「トラックもファッションも全般的に半歩先のことをやりたいんです。FAKE TOKYOをはじめ、同世代のカッティングエッジなクリエイターとセッションして、いろんな曲を作って、それを世界に発信することもひとつの夢。そうしてFUTURE BOYZというものを世界に広げられたら」(iamSHUM)。

 2人とも端正なマスクを持ち、180cmを超える長身なのでステージ映えもするFUTURE BOYZ。コラボも海外勢はもちろん、英語で歌えるアーティストは日本にもたくさんいるので、彼らを迎えて世界に発信していくことだって可能だ。アレもできそう、コレも見られそうと、インターナショナルな視野に立つ彼らへの期待は広がるばかり。ニッポンの音楽の未来を作るニューカマーの登場だ。

 

 

▼関連作品

左から、カルヴィン・ハリス&アレッソ“Under Control”を収録したコンピ『Ultra Music Festival Japan 2014』(ソニー)、スウェディッシュ・ハウス・マフィアの2012年作『Until Now』(Capitol)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

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