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RITO

自分にないものを素敵と思える

――この流れで、メンバーそれぞれの他己紹介もお願いします。まずはRITOさんから。

MITSUKI「目で追ってしまうタイプの人。存在感があって、〈お前はステージに立つべき!〉って感じる(笑)」

SAE「私もこないだ本人に〈立っているだけでかっこいいから、ステージに立つべくして生まれてきた人だよね〉って言いました(笑)」

SOLI「私も言ったことある! 結成のときからずっと一緒に活動しているけど、伸びしろに終わりがないと思う」

NENE「あと、めっちゃ時間管理が上手だし、忘れ物も絶対にしない。私はズボラなんですけど(笑)、こんなにしっかりしてる人に初めて出会いました。完璧主義者のところもあって、自分にも厳しいのがすごいなと思う」

RITO「褒められすぎて手が震えてきた(笑)」

――では、NENEさんについてはいかがでしょう。

MEW「NENEちゃんはいろんな景色を見せてくれる。私は部屋に引きこもるタイプだったんですけど、NENEちゃんに出会ってから、いろんなところに連れて行ってくれて。周りを巻き込んで明るくしてくれる人です。見るからにそうだけど(笑)」

MITSUKI「隣にいると絶対に話しかけてきて巻き込んでくれるんですよ。一緒に楽しい気持にさせてくれるし、行動力もあって……」

SOLI「めっちゃ日本人っぽくないんですよ。ポップで、アメリカンで、外国人みたいな感じ。私も外国人ですけど(笑)」

RITO「確かにいつもハッピーにしているんですけど、実はいろいろ考えていたり悩んでいることもあって。そういう部分は一瞬しか見せてくれないから心配になることもあるんですけど、たまに話してくれるんです。自分にはない経験値を持っているので、本当に加入してくれてよかったなと思います」

NENE「友~(泣)」

NENE

――続いてMITSUKIさんの紹介をお願いします。

MEW「じゃあ私から。さっき〈犬小屋〉と言っていましたけど、ミツキチは犬っぽいんです。自分では「違う」と言い張るんですけど」

MITSUKI「猫がいい……」

NENE「あんま変わんないじゃん(笑)。MEWちゃんの実家のワンちゃんに似てるらしくて」

MEW「だから私にとっては愛くるしい犬みたいな感じです。しかもめっちゃついてくるんですよ」

RITO「かわいい(笑)」

MITSUKI「寂しがりやなので……って言うと、かわいいアイドルみたいで嫌なんだけど(笑)」

SOLI「楽屋でも静かなヒマがないくらい話しかけてきてくれて。私は自分から話しかける勇気があまりないんですけど、ミツキチがいつもワイワイしているから、私もそこについていくことができるんです」

SAE「ムードメーカーだと思う。この二人(MITSUKIとNENE)が来てから、楽屋がめっちゃ賑やかになったので」

MEW「それまでうちらの楽屋は静かすぎたもんね。みんな人見知りだったから」

NENE「あとダンスも上手くて、いままで会った人間の中でいちばん筋肉が発達していると思う(笑)。耳も良くて、他の人が取らないリズムも全部拾いながら踊るから、無音でもミツキチのダンスだけで音がわかるくらい動きがはっきりしていて」

――続いてMEWさんはいかがでしょう。

MITSUKI「まず人間ができている。ちゃんと手土産を買ってきてくれるし」

RITO「それ、エサじゃん(笑)」

MEW「餌付けしてます(笑)」

MITSUKI「違う!」

SAE「でも、人にプレゼントしたり奢るのが好きで、人に何かをしてあげるのが好きな印象がある」

RITO「かわいい顔して、意外とイケメンだよね。わしは歌がすごく好きで、ミームの歌の大黒柱だと勝手に思っているくらい、耳に残るいい声をしてると思う」

NENE「あと言葉のチョイスがロッカー。本質がロックに生きてるじゃん。それを素直に言葉にしたら、いい言葉になるんだろうなと思って。それが素敵」

MEW「いぇ~い! なんかこのインタビュー、嬉しい(笑)」

MEW

――お次はSAEさんの紹介をどうぞ。

一同「SAE~!」

SOLI「SAEさんのことになると、みんなキモおじみたいになる(笑)」

MEW「SAEの魅力はいっぱいあって。頭もいいし、才色兼備なんだけど、めっちゃポンコツなんですよ。そこが推せるポイントです」

NENE「めちゃめちゃ大きいカバンをバスに忘れたり、でっかい化粧ポーチを置き忘れて帰ったりして」

SAE「こないだもライヴ中に転びました(苦笑)。でも、しっかりはしてるよね?」

RITO「しっかりしてるし、いつも落ち着いていて、指摘もピンポイントでありがたいんだけど、なんかポロッとやらかすっていう」

NENE「そういうときも慌てないし顔には出さないんだけど、心の中ではめっちゃいろいろ思っているんだろうなって」

SAE「バレてる(笑)。自分が焦っているところを表に出すのが恥ずかしくて、そうでもないフリをしてしまうので」

MITSUKI「努力も表に出さないタイプだけど、ダンスも歌もすごく丁寧で、努力していることが伝わってくる。かっこいいんだよ」

RITO「SAEちゃんが手をひらっとするだけで、ステージ上が輝くんですよ。魅せ方が本当に上手で、推せます(笑)」

MEW「しかもSAEは、かっこいい曲のときはスンッとして踊っているのに、ときどき笑顔になるのがマジでかわいい」

MITSUKI「わかる!」

SAE「ヤバい、やりづらくなってきた(笑)。でも嬉しい」

――最後はSOLIさんですね。

MITSUKI「とにかくかわいい! 妖精みたい。合法ロリ(笑)。なのに言葉とか発言が意外と鋭くて、いろんなものを作るしクリエイティブなんです」

MEW「意外にワルだよね(笑)。ミツキチと話しているときに〈SOLIちゃん、そういうこと言うんだ〉って思うことがけっこうある」

NENE「ブラックジョークが上手なんだよ。私はあなたの歌が大好き。声がクリアだし、感情が素直に声に乗っていて、きれいな景色を見せてくれるところが素敵」

SAE「ふわふわしていて天真爛漫なんですけど、パソコンとかにも強くて、かっこいいんですよ。自分でいろんな編集とかグッズ制作もできて。そういうギャップがオタク心に刺さるのがすごくわかります」

RITO「SOLIちゃんは心がすごく強いと思う。なかなか日本に来れない状況が続いて悩んだと思うし、そんなときに自分たちがもっと話を聞いてあげればよかったという後悔もあるけど、それすらも乗り越えてきちゃう強さがSOLIちゃんにはあって。性格もけっこうハピハピなので、その強さがいいなと思います」

――本当に個性のバラバラな6人ですが、すごく仲が良さそうですね。

NENE「そうなんですよー(笑)。みんな妬みとかもないし、自分にないものを〈素敵!〉って思ってくれるから」

MEW「そもそもみんなそんなことを思わないというか、妬む気持ちがゼロだと思う」

SAE「こんなに性格がいい人が集まることってあるんだってビックリした」