飾り気のない、ストレートなヴォーカルに定評のあるシンガー・ソングライターの1年3か月ぶりとなる新作は、これまで以上に表現力を増した歌唱が際立つ仕上がりに。弦楽器とピアノが美しく調和する温かな望郷バラード“手紙”での抑制を効かせた艶のある歌声や、ユーモラスにハジけた歌詞をゴキゲンに歌い上げる“大阪の女に生まれたかった”をはじめ、彼女のまだ見ぬ素顔が覗けるような楽曲に心奪われるはずだ。