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ホンネ、Maika Loubtéとの新たな挑戦

――今回、初めてのコラボレートしたアーティストもいます。例えばイギリスのエレクトロユニット、ホンネ。彼らの参加はHanaさんのリクエストだったんですか?

「はい。私がホンネさんたちの曲が好きで、お願いしてみたら奇跡的にレスポンスがあったんです。私の声を気に入ってもらったみたいで、アルバムに参加してもらえることになりました」

『HUES』収録曲“We’ve Come So Far”

――曲を聴いてどう思われました?

「ホンネの特徴的なスタイル、エレクトロポップなサウンドとハーモニーの良さが全面に出ていて、空が〈パカーン!〉と開いたような曲だと思いました。普通は音をいっぱい重ねると〈やり過ぎだな〉と感じるんですけど、この曲は細かく作り込まれているのに気持ち良くて違和感を感じないんですよね。

これまでこういうアップビートでポップな曲はあまり歌っていなかったので初挑戦だったんですけど、この曲を歌ったことでシンガーとして変化できた気がします」

――Maika Loubtéさんも初顔合わせですが、彼女が提供した“the ace”もエレクトロニックなサウンドで、Maikaさんらしい曲になっていますね。歌ってみていかがでした?

「フランスの音楽みたいな雰囲気がある曲だなって思いました。ドラマティックな展開はないけど安定感がある。

私は感情を入れて歌うのに慣れているので、盛り上がるパートがない曲にどうやって歌を合わせたらいいんだろうって最初は少し心配だったんです。でも、出来上がった作品を聴いて自分にとって新しい曲になったと思いました」

『HUES』収録曲“the ace”

――フレンチポップとかボサノバとか、クールに歌う歌もHanaさんに合いそうですね。

「次のアルバムでやってみたいです(笑)」

 

ヒロインを演じるように歌った映画「あつい胸さわぎ」主題歌“それでも明日は”

――アルバムのラストに映画「あつい胸さわぎ」の主題歌“それでも明日は”が収録されています。映画のために書かれた曲ということで、歌う時の気持ちの入れ方はオリジナル曲とは違いました?

「そうですね。どうやって曲に向き合えばいいか、最初はいろいろ考えました。そして、映画のヒロインの思いをきちんと表せるように歌うことを意識して、ヒロインを演じるように歌ったんです。映画の脚本を読んで、〈私だったらどうするだろう?〉と思って歌ったら素直に歌えました」

『HUES』収録曲“それでも明日は”

――歌詞をシンガーソングライターの柴田聡子さんが書いています。歌詞については、どんな風に思われましたか?

「素晴らしい歌詞だと思いました。曲の出だしの〈わたしに聞こえる わたしのこの声〉という一節からは、ヒロインが自分に言い聞かせているイメージが浮かんできました。シンプルな歌詞なんですけど、そこからいろいろな感情を引き出すことができるんです」

――この曲の出だしは声だけ。演奏がないアカペラ状態ですが、歌う時の気持ちも変わってきますか?

「音の支えがなくて自分だけだったので、主人公の孤独な気分になれました。そういう点では、アカペラで歌えてよかったと思います」